親との関係

夫婦関係がうまくいかない時って、どういった時でしょう?

いろいろな状況があると思いますが、周りを見ていて、
結構、「親」が関わっているケースが多いこともあります。
直接的にしろ、間接的にしろ。

その親は、自分の親かもしれないし、配偶者の親かもしれない。
離婚まで進展してしまうケースにも、親が絡んでいることも、
しばしばあります。

それで今回は、「親との関わり合い」の話をしたいと思います。

親が子供に与える影響は、自分が親になって、つくづく感じることなんですが、子供が大きくなってからも影響を与えているようにも、思います。

親との関係も、
うまくいっている時は、相乗効果が期待できるかもしれませんが、
少し狂い出すと、みるみる悪化していくことも、実際に目にしてきました。
結婚した相手が原因ではなく、親が原因になって、離婚してしまうというのは、どうもしっくりこない話です。

で、親が絡むことによって歯車が狂いだした夫婦の関係。
うまくいくには、どうすればいいのでしょう?

・親と離れる。(距離をとる)
・お互いを尊重し合う。

くらいですかね?

まぁ、簡単にお互い尊重しあえるのなら、初めからこじれないような気もしますが。(^^;

やっぱり、親と離れる、距離をとるのが、一番の解決になるような気がしています。

同じような時代に生まれ育った夫婦でも、
別々の人間なんで、価値観が違って当たり前ですよね。

それが、親の場合だったら、生まれ育った環境や時代も、
ずいぶんと違ってくるので、さらに、価値観が違ってきて当たり前なんです。(義理の親は特に)

それを、お互いが理解しあえれば、問題にならないように思うのですが、どうしても、自分の価値観を押しつけがちです。
(まぁ、親との関係以外でもですが。)

問題は、子供側の「親離れ」もありますが、
親側の「子離れ」の方が、問題となっているケースの方が、多いのではないでしょうか。

その子離れは、単に寂しいのもあるでしょうが、過保護になっていることが、原因となっているかもしれません。

その過保護は、心配からきて、
その心配は、信用していない、
ということからきていると思われます。
信頼していれば、心配じゃなく安心ですからね。

それで、子供の方も、信用されていない ので、不安になり、
自信が持てず、親を頼ってしまうという悪循環が生まれます。

「可愛い子には、旅をさせよ!」という言葉がありますが、
まさに、その子の能力を自由にし、開花させるためには、
必要なことかもしれないと、つくづく感じています。

親に依存していては、その人自身にある力が出てこない、
力がでないんでしょう。

前に、どこかのイベントの講演で、

「親が何でも、先回りして、やってしまうことは、
 子供の成長を、阻んでいることになる。」

というようなことを言っていました。

それは、幼児を持つ親に対する話だったのですが、
大きい子供、ましてや、結婚した子供がいる親に対しても、
程度の差はあれ、同じようなことが言えるかもしれません。

話がそれたような気もしますが、
結局、親が子を信頼して、距離を持つことで、うまくいくと思います。
この子はダメだからと言いつつ、
自分が先頭になって、管理しようとしていては、トラブルに発展しかねません。

親が、放してやらないと、子は、羽ばたけないんです。

と言いながらも、
自分も、子を持つ親。
親の気持ちも、わかります。

でも、あえて、「可愛い子には、旅をさせよ!」的な精神で、
自由にさせ、遠くから見守ってやり、
どうしても困った時だけ、さりげなくフォローしてやれば、
いいのではないかと思っています。

もし、仮に、
親が距離をとることにより、さらに夫婦(子供)の状況が悪くなるようだったら、それはしょうがないこと。
それだけのもの(関係)だったのです。

まぁ、自分が親の立場だったら、コントロールできても、
自分が子の立場だったら、親にそれを期待できないので、
自分から、距離をとるようにするしかないでしょう。

とはいうものの、いざ、自分が歳をとって、弱ってきた時に、
どうか・・・
その時のために、このテキストを残しておいておこう!(笑)
いやいや、普段から心がけるようにしていこう!^^

僕の持論では、

まず、個人(自分)があって、次は、夫婦(配偶者)
そして、子供。

それで、最小単位の家族だと思っているんです。

なので、子供が結婚した時点で、最小単位でなくなる。

そこに、親や兄弟などの親戚があるという形で、
優先順位を持っています。

その優先順位が、ごちゃごちゃになってしまうと、
やっぱり、トラブルになりやすいかな と。

そのように、思っています。

なので、自分の次にくるのが、「夫婦」なので、
夫婦円満というのは、僕のテーマでもあるんです。

大抵、先程まで話したような「子離れできないパターン」では、
親の夫婦仲が悪くないにせよ、あんまり良い状態ではないことが、多いです。
だから、子供に依存してしまうというか、執着してしまうというか。

もっと、相手(夫婦)にフォーカスすればいいのに。って
思いますけどね。

もっといえば、
夫婦仲良く、充実して、楽しみを持っていれば、
子供に執着することもないでしょう。

たとえ、夫婦じゃなく1人だったとしても、
友達を見つけたり、何か新しいことを勉強してみたり、
いろいろとできることは、あると思います。

もう、子供には、子供の夫婦があり、家族がいるのですから。

そんなわけで、
夫婦円満は、当人同士の問題ではなく、子供にも影響を
与えるものだと思うんです。

いろいろな人の話を聞いていると、
親との関わり合いが元になって、こじれているケースが、意外に
多かったんで、今回メルマガで取り上げてみました。

まぁ、いろいろと話しましたが、
うまくいかない原因を、親の責任にしてしまおう というのではなく、そのことを認識して、対応していく。

そして、自分から、アクションを起こしていく。
しかないですよね。

夫婦同様、他人は変えられないので。
自分しか変えることはできないので。

まぁ、自分が変わることによって、
結果的に、相手も変わることはありますが。

そして、自分が親になった時、
過保護になりすぎず、
子供を信頼して、
見守ってやれるようになり、

子供に執着せず、
自分や、夫婦にフォーカスできれば、
理想的かなと、思います。

その結果、

逆説的ではありますが、

結果的に、子供の家族とも、良い関係を築いていけるのではないか
とも思ったりもしています。

 

自覚  ⇔  何をやっても、うまくいかない時。

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