「2人で1つ」

前回の最後に、「私たち夫婦のコアな部分の話」をすると言っていました。
で、今回は、そのコアな部分の話です。


一言でいうと、「2人で1人」と考えると、うまくいく!
「夫婦で1つ」と考えるということです。


では、説明していきます。


「2人で1人」「夫婦で1つ」ということは、
自分が、半分で、
相手が、半分。
2人で、1つになる。
2人がいて、はじめて、1人になる。と考える。


どちらかが、不調なら、片方がケア、もしくは、カバーする。
片方が絶好調なら、それを、そっとサポートするような感じ。
双方向に作用する。


ありきたりな例では、二人三脚。
相手を無視して、1人で、強引に走り切ることはできませんよね。


それで、価値観の話を。


夫婦って、ある程度似た価値観を持っています。

まったく違う価値観の人だったら、好きになったり、
ましてや、結婚するところまでいかないと思いますし。


でも、夫婦の価値観って、違うと感じることがありますよね?

生まれ育った環境も違えば、性別も違う、なので、
価値観も違っていて、普通なんです。


性格も同じように考えてみます。


自分自身のことを考えた場合、
表面に出ている性格が半分。
表面に出ていない性格が半分。


その「表面に出ていない性格」は、自分の中に潜在的に持っている性格。

よく、「お酒を飲むと人が変わる」なんかもいますよね?
普段とは、「逆」の性格になったり。。。
それも、もともと、その人にある性格で、表面で出ていないだけ。

その自分の表面に出ていない性格が、
「相手の表面に出ている性格」だとイメージしてみてください。

表裏みたいな感じで。

そして、相手の表面に出ていない隠れている性格が、
「自分の表明に出ている性格」だとイメージする。


では、もうひとつ。


オセロの石(コマ)の「黒」を自分だとしたら、
反対の面の「白」を相手だとする。

役割としては、別々のものになります。

でも、オセロの石(コマ)でもあるので、同じもの、1つのものになる。


なので、夫婦の2人も、同じもの(夫婦)なんだけど、
違う個性、特徴、性格を持った2人がある。
(男と女のように、もともとの構造が違うという意味でも。)

そして、それぞれが「補完」しあい、
1つのもの(夫婦)となっている。


こう考えると、

「相手は、自分の一部(半分)であって、
 自分は、相手の一部(半分)である。」

というふうになります。


ということは、


相手に対して、不平不満など出てこなくなる。

具体的にいうと、
もし、相手の言動などを、問題と認識しても、文句をタラタラいうのではなく、
それを、フォロー・カバーしようと思うようになる。


また、何か問題が起きた時、相手のせいには、できません。
2人で1人なんだから、自分の責任でもあるのですから。


そして、話し合い、解決するように、2人の力を合わせます。


どちらかの意見が正しくて、その意見に従うという話し合いではなく、
お互いの意見を出し合い、考慮して、
「第3の案」を産み出し、問題を解決する。


普段の生活では、自分の足りない部分を補ってくれている良きパートナーとして、
感謝の気持ちを持って、暮らすことができ、お互いを尊重しあうことができます。


自分と違う考え方や性格などは、ついつい批判したり、攻撃したくなったりしますが、
それも、自分の一部(半分)なんだと、受け入れると、
相手の尊敬する部分が見つかるようになります。


そうなってくると、相手を尊重することができるので、
いろいろな夫婦間の問題が、なくなるように感じていますし、
相乗効果も期待できますので、
どんどん夫婦関係が良くなっていくことでしょう。


と、まぁ、こんな感じです。


「2人で、1つ」、自分の中では、この一言で、
ずいぶん夫婦の関係が変わったので、
以前から、どうしても、伝えたい「言葉」の1つでした。


あなたには、どうだったかな? 響いたかな?


少なくとも、「2人で1つ」と考えることによって、
相手に対する見方が変わってくることのではないかと思っています。


そして、見方が変われば、気持ちや態度も変わってきて・・・

生まれてから、数多くの出会いと別れがある中で、
結婚するところまでくること自体、運命的というか、奇跡的というか、
なんか、不思議な感じがしませんか?

人との縁ってありますけど、夫婦になることって、すごい縁だと思うのです。


「2人で1人」「夫婦で1つ」


私自身、普段は、忘れていても、何か問題があった時、
頭にくることがあった時には、思い出したい「言葉」になっています。

いやいや、普段から、心にとめている「言葉」であります。(^^!

 

夫婦の定期的なメンテナンス  ⇔  相乗効果

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